本屋のアルバイトをやってみたい…と思ったことはありませんか?
実は当サイトの管理人も本屋でのアルバイトの体験をしたことがあります。
本が好きな人、漫画が好きな人の場合、本屋のバイトって楽だろうな…と憧れたことはありませんか?
しかし、実際はそうでもありません。
そこで、本屋のバイトの本当のところをご紹介していきたいと思います!
そもそも本屋のバイトは本に詳しくないといけないの?
書店のバイトと言うと、本に詳しくないといけないのか…?と思う人もいると思います。
結論から言うと、「ある程度詳しいほうがいいです!」
これはなぜかというと、私が面接を受けた某大手の書店はどこも面接で「好きな作家は誰ですか」という質問をされたからです。
ここで「本はあまり読まないので…」だとか「好きな作家はいません」だとかいってしまうと面接にそもそも通らない恐れがあります。(そんなことは言わなければいいんですが)
あとは、お客さんから、この本はどこにありますかと聞かれることが結構多いです。
業務の3割ぐらいはその案内をする仕事になりますので、その本のタイトルを聞くだけでピンと来るような人だったら、案内がすぐに終わるんです。
なにか店内で作業をしていると、しょっちゅう「この本はどこにあるの」と質問されますので、本全般に詳しいに越したことはないでしょう!
本屋のバイトはきつい?実際のところ
本屋のバイトはきついのでしょうか?実際のところは多くのバイトの経験談を見ていても「本が重い」ぐらいしか書かれていませんよね。
実際には書店のきつい部分は本が重いだとか物理的なところじゃないと思っています。
もちろん本は重いんですが、そんなことをいうと他の肉体労働バイトなんてもっと重いと思うんですよね。
それ以外の点についてもここではみていきます。
①問い合わせがめちゃくちゃ多い
本屋のバイトできついな、大変だなと思うのは「問い合わせ」がとにかく多いところ。
たとえば、レジにいるときはもちろんですが、店内で本を並べたり、新刊を入れたりしている作業中に「この本ありませんか」と声をかけられます。
もちろん、店内には、本を探すための検索システムがあるんですが、並んでいたりしますし、お年寄りなんかは、それが使いこなせないことが多いです。
そもそも、タイトル自体もわからないことも…。
土日なんかは、この問い合わせだけで、一日に10件も20件も声をかけられることが多く、それを探すために時間を割く必要がありますし、注文をしたり、あれでもないこれでもないとネットで検索することも。
②本の返品作業がとても大変
本が入ってくる際には大量のダンボールが届きます。
それを品出しするのももちろん大変ですが、本の返品作業がとにかく大変です。
一冊一冊、読み取りながら、パソコン入力が必要となりますし、抜けていたら、ミスになります。
あとは、書店の本棚の台下に大量に入っていることが多いので、それを引き出しながら、ダンボールに詰めて、配送作業までやらなきゃいけないので、個人的には新刊が入ってくるのよりも大変でした。
③担当を任されることになる(責任重大)
たとえば本屋さんってまったりしているイメージですが、レジは常に混んでいますし、その際に問い合わせも来るし、新刊の品出しなどもありますよね。
新人のうちはそれらをこなしますが、その後は、本棚の「ジャンル担当」を任されるわけです。
文庫の担当になれば、文庫の新刊が入ってきたら、並べる、発注する、出版社とやりとりをする、返品をする、棚整理をする、これを全部バイトであろうがなかろうがこなすことになります。
基本的には書店は社員さんはいるわけですが、全部のジャンルを社員さんが見ることは出来ないし、人手が足りていません。
なので、バイトを週5日入れる人などに限定をして、ジャンルを思いっきり任せるのです。
楽しいことも!書店バイトのメリットとは
書店のバイトにはデメリットがあると言いましたが、でも嫌なことばかりではありません。当然ながら、いいこともたくさんあります。
私が感じた、大きなメリットをここではご紹介していきますね。
・人間関係が良いことが多い(社員さんも穏やかな人が多い)
・暇な時のレジは、バイト同士でまったりとできる
・新刊の漫画が読める
・書店によっては割引価格で購入できる
・ジャンルに詳しくなり、やり甲斐が出来る
具体的にはこれだけのいいことがあります!
本屋のバイトは、社員、契約社員、バイトの垣根がほとんどありません。
社員だからといって、バイトをびしばし怒るような社員風を吹かせるような人は少なく、本が好きな、知的な人が多いイメージです。
私は人間関係でそれほど苦労はしていません。(そりゃ合わない人が0というわけではないよ)
あとは、大手の書店などは、割引価格で本を購入できるのは魅力です。
ジャンルに詳しくなれて、棚を任されるのは、本好きにはたまりません。
本屋のバイトのその他の条件とは?
本屋さんのバイトのその他の条件を知りたくないですか?
時給については、だいたい800円~900円程度。
都会か田舎によってもかなり差がありますが、本屋は高時給とは言えないです。
私が働いていた書店も、時給はそれほど高くはなく、交通費などについても制限があることが多かったです。
書店を選ぶ際には、条件を絞ったほうがいいですね。
あとは、書店のバイトはこのような感じです。
・過度な茶髪は厳禁
・バイトも棚のジャンルを任されるので、昼9時~17時の週5、もしくは夕方から夜までのシフト。
・土日祝日は勤務できたほうが良い
・書店経験があれば優遇される
・主婦や大学生などが集まる。女性多め。
このような感じでした。
もちろん求人によって違いますが、書店は結構社員とバイトが同じような仕事をしていますので、週5日入っているフリーターの人とかもかなり多かったです。
書店のバイトで身につくことって?
書店のバイトで身につくことってなんでしょうか?
・コミュニケーション能力が身につく
・マルチタスク業務が得意になる
・pop作成が出来るようになる
・数字に敏感になる
書店のバイトって、まったりしていて、あまり身につくことがないと思っていませんか?
実は全くそんなことはなくて、バイトでもいろんなことを任されるので、本当に数字に敏感になりますし、popなどを作成したりする能力が身につきます。
私は、書店のpopを担当させられ、カラフルなpopを作ったり、広告のデザインを考えることが得意になりました。
そして、紹介文を作成することも多いので、必然的にそういった力も身についていきます。
バイトと社員が協力しあって仕事をするので、コミュニケーション能力も身につきますし、多くの作業をこなすので、マルチタスクも得意になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
書店のバイトのデメリットとメリットをご紹介しましたが、総合的には書店のバイトはおすすめですし、身につくことも多いですよ。
人間関係もまったりしていることが多いのと、本が好きなら楽しめる業務が多いと思います。