榎本 まみの督促OL 修行日記は、2012年9月、単行本として発売されてから、大ベストセラーとなっています!
ストレスフルな督促の仕事の裏側を綴った『督促OL 修行日記』(文藝春秋刊)は、“督促OL”榎本まみさんの実体験のストーリーです!
多重債務者や支払困難な顧客への督促電話をしまくる仕事についた作者は、顧客から、ストーカー疑惑をかけられたり、襲撃予告を受けたり…。
もともと気弱でヘタレな性格でも言い負かされずに回収できる独自テクを編み出し、そして最終的には、年間2000億円を回収できるまでになります!
そんなこちらの作品は、修行日記として、ブラック企業で苦しみ皆さんの「攻略本」であり、テレアポのテクニック本でもあります!
督促OL修行日記の内容
「今度電話してきたら、ぶっ殺す!!」。1時間60本ノルマの電話をすれば、怒鳴られ、脅され、泣き落とされ・・・。人見知りで話しベタで気弱なOLが、年間2000億円の債権を回収するまで。日本一つらい職場で生き抜く技術。自分に向いてない仕事やストレスフルな仕事をする全ての方に読んでほしい本。
こちらの督促OL修行日記の作者は、榎本まみさん。
新卒で入社した信販会社でキャッシング部門の督促部署に配属されます。
そして、300人のオペレーターを指示するチームに入社をし、半年、最年少で配属され、当初の成績最下位から年間2000億円の債権を回収するまでになります。
心を病んで次々と辞めていく同僚を見て、ストレスフルな仕事で耐えながら、人生を狂わせる人をひとりでもなくしたいと一念発起します。
最終的に、研究を重ね、気弱でヘタレな性格でも言い負かされない独自の回収メソッドを身をもって開発していきます。
朝から晩まで客に怒鳴られ、上司に叱られまくる仕事は現代の縮図
この作品は本当に多くの方に読まれている作品です!
それはなぜか?共感しやすく、とても面白いストーリーだからです。
作者は、朝から晩まで、客には怒鳴られ、上司には叱られまくるストレスフルな仕事、「督促」についています。
そんなハードな職場で生き抜いてきた著者には、共感してしまいますし、そしてストレスフルな仕事に打ち勝とうとする葛藤する姿はひたすら応援したくなります。
今はストレス社会。そんなストレスがたくさんある社会において、「ストレス職場を乗り切る方法」を結晶させた一冊となっています。
そもそもこんな職場があってよいのか? という疑問もでてきますが、リアリティのある描き方がされていて、のめり込んでしまいます。
今は、メンタル的にハードな職場はたくさんあるし、転職も出来るけれど、新卒で入社したら、逃げ場がない社会。
そんな悲劇なんかが書かれているので、すべての人達にとっての必読書ではないでしょうか。
メンタルを削られ続ける「感情労働」の職場にいる人の必読書
督促OLとして、その職場で仕事をやれと言われた作者は、感情労働の職場にいて、怒鳴られ、日々ストレスを感じています。
仕事に嫌気がさしていくのはもちろんですが、それでも遮二無二、終電まで毎日がんばります。
そしてなんと!次第に紙パンツを履き、彼氏にも連絡を取ることができなくなります。
洗濯もできず、死んだように帰ってからは眠るだけ…と。このあたりの描写もスゴイです。
怒鳴られて固まってしまったり、応対できずに先輩に丸投げされて悩んだりとこのあたりも新人あるあるです。
メンタルを削られている社会人の方なら、多かれ少なかれ、共感するところもたくさんあるのではないかと思うのです。
督促OL 修行日記を試し読みするテレアポ、督促のテクニックが満載!
この小説では、たくさんのテレアポで生かせそうなテクニックが満載なんです。
・「お金を返してください」ではなく「入金できる日はいつですか?」と質問する
(人間の脳は、疑問を投げかけられると無意識にその回答を考え始める)・「怒鳴られて固まってしまう場合は、足をもう一方の足で踏んづけるか、ぐっと足を踏ん張る」
(足を整えることが心を整えることにつながる)・「怒鳴られて頭が真っ白になった時のために、応対の決まり文句を目に見えるところに貼っておく」
(とりあえず黙ってしまうことは回避して、読んでいる間に冷静さを取り戻せる)
本書にはこうした、すぐにでも使える実践テクニックが満載となっています。
大事なのは、なんといっても自分の心を守ることです。
そこで、仕事の他にも、即効性がありそうな、悪口ノートなんかが用意されています。
これは、客に言われた悪口をノートに書き留め、「悪口でノートが一冊埋まったら自分にご褒美をあげる」というものです。
これによって作者は、「次はどんな悪口を言われるか……」ということを楽しみにしていきます。
ストレス源である「罵詈雑言」を、こうすることによって客観視できて、さらには、自分のメンタルへの「直撃」を避けることができたり、ネタにすることができます。
心を病むまで続けるくらいなら、さっさと辞めたほうがいいと思いますが、ここに書かれたノウハウを試してみても良いでしょう。
実践に基づくノウハウ本ですので、「これなら私もやっていけるかも」と思わせてくれます!
気弱な作者がどのように対応をするか?
いままで督促は『恐怖心』に訴えてきた仕事でした。
しかし、現在では、貸金業法が改正されたあとではそれは使えません。
あとは、この作品で印象的なのが、「作者が気弱であること」です。
スーパーマンのような主人公の作品が多い中で、この作品では、主人公である作者は怒鳴られると、凹んでしまい、何も言えなくなるような性格をしています。
で、こういった借金を抱えた顧客相手にも、柔らかい口調で話すようにして乗り切ります。
『督促OL修行日記 』は、気丈な人ばかりではない世の中で、気弱な人、そんな人へと解決策を示しています。
コールセンターの離職率を解決することができる作品ともなるのではないか?とも思います。
うつ病や心を病んで退職していく人が多い、人が使い捨てにされるようなシステムにも疑問ですが、この作品ではそういった社会にも一石を投じている作品です!
まとめ
榎本まみの督促OL 修行日記はテレアポの攻略本といっても間違いはないほど、テクニックやコツも満載、そして気弱な人間がストレスたくさんの業務にどう立ち向かっていくのかということが示されている攻略本とも言えるでしょう。
社会人で悩まれている方や、コールセンター、テレアポなどの仕事についている人、ストレス社会に苦しむ方、多くの方に手にとってもらいたい本です。
「督促OL 修行日記」をすぐ読みたい方
「督促OL 修行日記」をすぐに読みたい方はいますか?
電子書籍書店である【eBookJapan】がオススメです。そして、督促OL 修行日記のシリーズ本督促OL業務日誌も全て試し読みで、無料で読むことができます!
続きが気になった場合も、ポイントを貯めて購入ができます。
国内最大のマンガ(電子書籍)販売サイトイーブックイニシアティブジャパン eBookJapanは本を買う毎にポイントがつくので、割引で本を買う事が出来るのが特徴です。
こちらに登録をしたことがない方も多いと思いますが、実は初回の方は会員登録で、300円のポイントが貰えます!
そして、他に気になる本・漫画の中からまとめ買いするとポイント5倍なのであっという間に1000円分以上のポイントが貯まります。すごくお得に変えるので、アマゾンよりおすすめです。
さらに、電子書籍なので、今すぐ読みたい方におすすめ。
その他の最新刊も、書店に行かずに気軽に読めてポイントで安く買って今すぐ読めますよ♡